英国フットパスウオーク

英国フットパスウオーク

英国を歩く

英国Footpath Walkの記録

Temple Newsam 市民の憩いの場

番外編Posted by Ema Macrae Sat, June 11, 2016 21:36:46
再び 番外編
イングランドの丁度真ん中 リーズの街に滞在中
お天気予報がイマイチだったので 近場でお出かけという事になりやってきたTemple Newsam
リーズの街中から車で20分弱程度の距離です。
もと貴族のお屋敷にちょっとした公園ぐらいに思ってやってきたら とんでもない!
広い!!! 奇麗!!! というわけでアイスクリーム片手に歩き始め 結局2時間半以上のお散歩となりました。天気予報も外れて最高の天気、またまた しっかり陽に焼けました。良いお天気が続くと
日本からいらっしゃってるお客様から ”こんな良い天気が続くのって珍しいんですか?”という質問をよく受けます、、。確かにイギリスのイメージは雨、霧の世界、、、。まあ 地中海のお天気ではありませんが そんなに捨てたもんでもないんですよ、、、。


さて 前置きが長くなりました、、、。
先ずは広大な敷地とお屋敷 は16世紀にThomas Lord Darcy という貴族がお屋敷を建てたところから始まります。ところがこのThomasはヘンリー8世によって反逆罪で処刑され 彼のお屋敷、土地は総て王家の物になるのです(よくある話!)。全国に沢山のお屋敷を持っていたヘンリー8世はTemple Newsamのお屋敷を お気に入りの姪っ子 Margaret Countess of Lennoxに結婚のお祝いとしてプレゼントします。そして彼女がここで生んだ長男が Henry Lord Darnley, 後にMary Queen of Scots の2番目の夫になるという、、、由緒正しいお屋敷な訳です。その後 Mary Queen of Scotsが処刑されて またまたイングランド王家の持ち物になり、、17世紀からはお屋敷を購入したIngram家が代々受け継いでいく事となります。
20世紀始め莫大な維持費、相続税などの問題解決のため 多くのイングランドの貴族達は屋敷を売り払ったり、保護団体に寄付したり、屋敷を解放して維持費のために収入を得たりするようになりますがIngram家もまさにその通り、、、1922年 1500エーカーに及ぶ敷地の917エーカーとお屋敷を£35,000でリーズ市に売却します。
というわけで 現在この素晴らしく管理されたパークランドは市民の憩いの場として無料で楽しめるようになっています。お屋敷入場は有料、オーディオガイド付きで調度品、絵画、テキスタイルのコレクション等が楽しめます。また敷地内には農場もあり( こちらも有料 )ヤギ、羊、牛、豚、鶏、アヒルをみて周り、昔の農耕に使われた脱穀機、トラクター等もあって 子供達に大人気。


これが パークランドのウォーキングマップ、、、広い、、、。
お屋敷の脇にある庭園には 金ぐさりLaburnumがまさにシーズン

続く続くツツジ Rhododendron
頑張って丘を登るとAvenue にたどり着きます。この一本道はお屋敷の窓からまっすぐ眺められます。
この中には雄牛がいますよっていう表示、、、あんまり近づきたくない、、。
敷地内にはバラ園もあって 温室もあり ブーゲンビリア、エキゾチックな植物も一杯ありました。

思いがけなく楽しめたTemple Newsam
お天気が良かったのでピクニックを楽しむ家族連れ、小学生の遠足と地元の人たちにフル活用されているような場所でした。



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Princess Walk

番外編Posted by Ema Macrae Sat, May 16, 2015 15:26:33

今回のウォークは番外編。
無料で歩けるパブリックフットパスではなく7代目ソールズベリー侯爵の森、お庭のウォーク
入場料が必要です!

下の写真はお屋敷の外観 Hatfield House
Hatfield House はロンドンのすぐ北側 Hertfordshireにあり ロンドン中心から車で約1時間。
今の建物は1611年 初代ソールズベリー伯爵 ロバートセシルが建てたもので
ずっと セシル一家のお屋敷として現在も使われています。42エーカーの土地の中にこの建物が
建っています。
でも 時代をさかのぼれば ここには元々1497年に建てられたイーリー主教のお屋敷がありました。(今でも一部が残っています)彼のお屋敷は宗教改革時代にヘンリー8世に押収され土地、建物は英国王家のものとなり ヘンリー8世の子供達が暮らした場所でもあったのです。
特に関わりの深いのが エリザベス1世 ヘンリー8世の2番目の王妃 アン ブリンの間に出来た後の女王様です。
これは お屋敷内に掛けてある エリザベスの有名な ”虹の肖像画”
女王が手にしているのが虹でその上にはラテン語でNon Sine Sole Iristと書かれています。
これは 太陽無しには虹はできない という意味で 虹は平和の象徴であり 太陽が女王様。
この素晴らしい女王様なしではこの英国の平和、繁栄はあり得ないのだという プロパガンダです。
お屋敷は典型的 Jacobeanスタイル 

さて本題のウォーキングはPark Walksという特別のレーフレットがあって3つのコースに
分かれています。


よくばって一番ながいRed Walk 、、約5.2km
表示にそって進むと森の入り口に2本の樹齢500年を超える樫の木
パークの中には沢山の古い樫の木が残っており Vereran Trees の特別のレーフレットも用意されています。


しばらく森の中を歩くと出てくるのがこの景色。16エーカーのBroadwater湖。
River Leeにダムをつくり 出来上がった湖の橋には今では使われなくなった水車も残っています。
樹齢700年を超える樫の木もあります。中でも一番有名な樫の木は、、、
この樫の木は今の女王様エリザベス2世が30年前に植えたものですが 元々ここには樹齢500年を超える樫の木がありました。16世紀の女王様エリザベス1世の時代にすでにあった樫の木です。
エリザベス1世のプリンセス時代はとても複雑な状況です。なにせお母さんアンブリンはロンドン塔で処刑されていますし、周りの勢力争いに巻き込まれ無実の罪で その時王位に就いていた母親の違う姉メアリーによって ロンドン塔に2ヶ月間投獄されてもいます。その後エリザベスが戻ってきたのがHatfield Palace。殆ど軟禁状態で暮らしていた時 1558年この樫の木の下で 姉メアリー女王の死を知らされたと言われています。そしてエリザベスは王位をついで女王様になった訳です。


ギフトショップもカフェも充実。
悩めるプリンセス エリザベスを思いながら、、、プリンセスに生まれてこなくて良かったあ、、、。





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